口コミにはその人の目的と能力が反映される

CDパッケージ図

優秀な教材であってもダメ教材と言われることがある

当サイトでは英会話教材の口コミを多く紹介していますが、口コミの中には批判的な意見も多くあります。
また、多くのWebサイトでは良い評価ばかりの口コミも見受けられます。
では、そのような口コミは本当に信頼できるのでしょうか?

教材が悪いわけじゃないけど低評価になることも

教材の中には非常に優秀であるにも関わらず
「ダメな教材」というレッテルが貼られてしまうものがあります。
例えば、以下のようなパターンです。

  1. 難しくてついて行けませんでした
  2. 簡単すぎてつまらなかったです
  3. 広告どおりの効果がありませんでした
  4. ほとんど効果がなかったように思います
  5. 仕事が忙しくて・・・

1つ1つのパターンの詳細を見てみましょう。

1. 難しくてついて行けませんでした

はてなマーク

中学生レベルの英文法も忘れてしまった方が、久々に英語の勉強に取り組んだという人が陥りがちなパターンです。
特にリスニング系の教材は少なくとも中学生レベルの英語はスラスラ読める程度の英語力がないと難しいでしょう。

中学生レベルの英語が分からない方は「英語を聞く」より先に、書籍や以下のような教材を使用して、まず英文法の基礎と基本英単語くらいは抑えておいたほうが無難です。

また、あまりよく調べずに上級コースの講座を申し込んでしまい、結局ついていくことができず評価を低く見積もる人もいますが、どちらにしても教材が悪いとは限らないでしょう。

2. 簡単すぎてつまらなかったです

上記とは逆パターンです。自分の英語力よりも簡単すぎる教材を選択してしまった人がつまらなく感じるのは仕方ないことでしょう。

また、特に初心者向けの教材の場合、どうしても簡単な英文で構成せざるを得ないため、内容がつまらなくなってしまう傾向があります。

3. 広告どおりの効果がありませんでした

リスニング学習イメージ

よく目にする「聞き流すだけ」という広告を出している教材などに見られるパターンです。
確かに広告だけを見ると、いかにも聞いてるだけで知らないうちに英語が話せるようになるイメージを持ってしまいます。

しかしこれは、ほとんどの場合、聞き流し系の教材の持つ効果の本当の意味を理解していないために、その教材を低く評価しているだけです。

聞き流し系の教材には以下のような効果があります。

  1. 日本語には無い発音や音域を聞き続けることで英語耳が身につく
  2. 知っている英文や単語を何度も繰り返し聞くことで脳に言葉の意味が定着する
  3. 中~上級者の場合、聞き取り能力の低下を防ぎ、現在の英語力を維持できる

何も考えずにCDやMP3の英語音声を垂れ流しながら聞いていても、突然、今まで知らなかった英文や単語が分かるようになるわけではありません。

まず最初は「注意して聴く」必要があります。そして、知らない単語や言い回しがあれば辞書を使って調べます。必要があればディクテーションなどの学習も行います。

そして意味が分かった時点で初めて「聞き流す」行為に移るのです。そうすれば「好きな歌を何度も聞いてたら歌詞を見ずに歌えるようになった」と同じように英語が身につきます。

4. ほとんど効果がなかったように思います

上記と似ていますが「聞き流すだけの教材」「英語耳を作ること目的とした教材」によく見られるパターンです。これらは、

  1. 実は効果はあるのだが、試す機会がないため、効果を実感できてない。
  2. 必要な学習期間は人によってマチマチなので、さらに継続すれば効果がでる。
  3. その教材で得られる力を、すでに持っているため、効果が無いように感じてる。

などの理由で効果が実感できていない可能性があります。

5. 仕事が忙しくて・・・

まれにこのような理由で、教材がダメだったという人がいますが、別に教材が悪かったわけではないでしょう

ブログなどで評価が高すぎるものは要注意

ブログなどで、良いことしか書いていない口コミの場合は、広告収入が目的で感想を書いていることもあります。そのような「良いことしか書いていない口コミ」は要注意です。

酷い場合は使ったこともないのに、そのような感想を書いている方もいらっしゃいます。

口コミ評価は、その人の目的と能力で変わることがほとんど

実は、「本当にダメな教材」「詐欺目的の教材」といのは、むしろ少ないです。

低い評価のレッテルが貼られる理由のほとんどが、「その人の目的・能力にマッチしていなかった」ということがほとんどです。すなわち、

英会話教材を選ぶ際には、自分の目的と能力をしっかり把握する

ということが重要になってくるのです。

日本語が通じない講師もいれば、日本語禁止の英会話もある。
英会話を始める前に、必要最低限の英語力をつけておこう!