英文法を知っていると語学習得は確実に早まる!

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英文法を知らずに、感覚だけで英語は身につく?

「英語を話すためには文法は必要ない」などと言う人がいますが、
それは本当でしょうか?
確かに英語圏の赤ちゃんは小学生になるまで、文法を気にせず育ちます。
ならば、それと同じように感覚だけで英語は身につくのでしょうか?

英文法の知識のない語学習得は忍耐が必要

  • 英語圏の人は赤ちゃんのころから英語を聞いていた。
  • だから、それと同じように英語を聞きつづければよい
  • よって、英文法など気にせず、英語を聞き流せば英語が分かるようになる

などといって英語教材が売られていることがあります。いかにも最もな謳い文句です。

単純に聞き流すだけなら楽なもの。「できることなら楽をして英語を身につけたい」などと考えている人は、あっさり飛びついてしまうでしょう。

ところが、現実的には、さっぱり理解できずに挫折する人がほとんどです。

内容が理解ができずとも、知らない単語くらいは調べて聞き流していれば、いずれは身につくかもしれません。
しかし、そのような方法では、英語が身につくまでに凄まじい時間がかかり、いずれ苦痛になってきます。もはや忍耐勝負です。

そもそも英語圏の子供と我々とでは、以下のような決定的な違いがあります。

  1. 赤ちゃんや子供は「知らないものに対する興味本能」が非常に強い。
  2. 耳だけでなく、目で見たり、肌で感じることが一緒になって言葉を覚える
  3. 赤ちゃん時代から聞き続けている絶対的な英語量がそもそも違う
  4. 日本人はすでに「英語とは全く異なった言語体系」の日本語が定着している。

赤ん坊というのは、「知らないものに対する興味本能」が非常に強く、知らないものを目で見たり、実際に触ったりします。
その時に親が「これは××だよ」と教えることで言葉を覚えていくのです。

この段階では、まだ文法など知りません。単語を羅列しただけの片言です。しかし、これが積もりに積もって、数年後になってようやく文法知識が徐々に着いていくのです。

これと同じことを我々がやろうとした場合、なおかつ「耳だけで」やるならば、数年どころか何十年と英語を聞き続けなければならないでしょう。

また、日本語は「英語とは全く異なった言語体系」であり、その日本語が日本人の脳に定着してしまっているため、その先入観が邪魔をするのです。

日本語と英語の違いは、例えば以下のようなものです。

  • 英語は結論(動詞)が先。日本語は結論が後。
  • 英語は表音文字。日本語は表形文字。

ヨーロッパ圏(フランス語やドイツ語、ロシア語)などでは、言語体系が英語に近いため、バイリンガルも多くいます。
しかし、日本人に英語とのバイリンガルが極端に少ないのは、こうした理由もあるのです。

このような不利を解消する手段が「英文法を先に覚える」という方法です。

繰り返し聞く行為は「知らない言葉」よりも「知っている言葉」の方が、圧倒的に脳への定着率が高くなります。「知っている単語」と「知っている文法」が組み合わさると、それは「知っている言葉」になります。すなわち、脳への定着率を高めることに繋がるのです。

実際、中学生レベルの英文法を先に覚えてしまうと、後々のリスニング、スピーキング、リーディングの効率が飛躍的に良くなったという人は多くいます。

今まで英語の勉強をしてきたけどよく分からないという方は、
ぜひ 中学生で習う英文法を勉強 してください。

日本語が通じない講師もいれば、日本語禁止の英会話もある。
英会話を始める前に、必要最低限の英語力をつけておこう!